仕事を知る栄養士
仕事内容
つばさ福祉会の保育園の栄養士は、栄養と調理、両方の知識・スキルを持った職員です。昼食・朝と午後のおやつ・0歳児用の離乳食、夕食・補食の提供、必要な食材の発注などに取り組んでいます。
毎月の献立は、それぞれの地域性を考慮して作成。また、東京では4つの園に所属する栄養士が、持ち回りで献立づくりを担当し、各園の行事や子どもたちのアレルギー対応などを考慮してアレンジしていきます。
日々の食事は、季節の変化や特徴を感じられるように、旬の食材を取り入れた和食が中心ですが、夏祭り・クリスマス・お正月のお餅つきといった季節のイベントに合わせた行事食も作ります。
子どもたちの思い出になるよう、腕によりをかけて、特別なメニューを考案してください。
他にも、地域に住むお母さんたちのために、離乳食づくりをレクチャーしたり栄養と料理に関する知識・スキルを、様々な形で活かすことが可能です。
仕事の特徴
特別感いっぱいのイベント食
夏祭りなら、やきそばなどの屋台メニュー。クリスマスには華やかなケーキ。1月にお餅つきのために、数十kgのもち米を炊くこともある。季節の行事やイベントに合わせた特別食は、栄養士のアイデアと腕の見せ所です。
栄養バランスを考えながら、思い出に残るような特別感のあるメニューを子どもたちが「美味しい!」と残さず食べてくれた時には、やりがいもひとしおです。
子どもの興味関心を汲んだ食育活動
子どもたちが今、どんなことに興味を持っているのか?栄養士は、クラス担任などに定期的にヒアリングを実施。そうした情報をもとに、「色水遊びが流行っているなら、アイスキャンディづくりをしてみよう」「粘土遊びの延長で、クッキーの型抜きはどうだろう」と、食育のテーマを決めています。自由度の高い環境ですので、子どもたちがラーメンをスープ作りから行ったこともあります。
地域の方々へ離乳食づくりをレクチャー
在園の有無に関わらず、妊娠中・子育て中の地域の皆さんを支援すべく、当法人では定期的に「まちの赤ちゃん保健室」などのイベントを実施。こうした場で、子どものための食事作りをレクチャーすることも栄養士の大事な仕事です。
初めての育児に悩むお父さん・お母さんのために、離乳食の作り方を基本の“キ”から伝授するなど、栄養士としての専門知識を幅広く活かすことができます。