お知らせ

たまがわみんなの家 園だより6月号

2018.06.27

雨が降ったりやんだり、はっきりしない天気が続いたと思えば、梅雨入りしたとは思えないほどの晴天と真夏のような暑さの日もありますね。子どもたちも職員も水遊びの始まりを今か今かと楽しみにしているところです。近隣に咲く あじさいを見て涼しさを感じたり、アゲハチョウを見つけ、追いかけたりする姿も見られます。子どもたちと共に色々な発見をしたいと思います。
さて今月は各クラスの『子どものつぶやき』をご紹介します。

<たいよう>
表情や喃語で自分の気持ちを表現する姿が見られるようになってきました。友だちと目を合わせて微笑み合ったり、友だちの近くまで行き「パパパ」「ダダダ」などと言いながら触れてみたりと、和やかなやりとりから子ども同士にしかわからない心の声が聞こえてきそうです。
また、食事やおやつの前には「マンマ」と言って早く食べたい気持ちを伝えたり、私たちが「おやつをたべよう」と伝えると自分から手洗いやテーブルに向かう姿もあります。職員や友だちと関わりながら、楽しい雰囲気の中で言葉を育んでいけたら良いなと思います。

<ほし>
子どもたちは、友だちとの関わりが増える中で、おしゃべりが上手になってきました。戸外では、職員の挨拶に続いて「こんにちはー」と挨拶したり、手を振ったり、タッチをしたりなど地域の方とも交流をしています。
ある快晴の日、いつものように挨拶をした後Sくんが「あめだね~」と指を差しました。とても天気が良い日だったのでなんのことかな~と思い、指の先を見ると傘がありました。日傘をさしている地域の方を見て“傘→雨”と連想したようです。
子どもたちの発想の新鮮さ、豊かさを感じた場面の1つでした。どんどん言葉が増えていく子どもたちに、毎日ワクワクしています♪

<つき>
語彙数が増えてきたことで友だちとの関わりが盛んになり、以前にも増して賑やかになってきました。室内でも園庭でも気の合う友だちを誘い、ごっこ遊びなどをする姿が増えています。
YちゃんとAくんがお医者さんごっこをしていた時の話です。
主にままごとで使っているチェーンリングを持ってYちゃんが「はい、この薬飲んでくださーい」と言っていたので、チェーンリングを薬に見立てて遊びを展開しているのだなと思い見守っていました。
その後AくんがYちゃんの肩にチェーンリングをこすりつけている場面を見て、<なるほど、塗り薬ね~!>と思いながら「Aくん、それは何をしているところ?」と聞いてみると、Aくんは「しょうゆかけてるの」と一言! チェーンリングどころか、Yちゃんは一体何に見立てられていたのでしょうか?
大人が思いもよらないような豊かな想像力を発揮していたようです。

<にじ>
「新幹線を描いて」と職員にリクエストしたRちゃん。窓の中に自分で乗客の動物たちを描き込んでから、ふと「あ。よるだから、でんきつけよう」と車内を黄色く塗り始め「そうだ!おほしさまもかかなきゃ。よるだからねっ」と空に星を描き加えていました。
良いこと思いついた!と言わんばかりの表情で、どんどん筆が進みとても楽しそうでした。きっと、夜のなかを煌々と走る電車を見たことがあるのでしょうね。

<うみ>
ある日の散歩中。谷川公園からの帰り道で、ふとYちゃんが「みんなのいえがみえる」と呟きました。
Yちゃんの視線を辿ってみると…確かに、たくさんの民家の屋根の合間にみんなの家の3階部分が見えました。
「本当だ!Yちゃん、よく見つけたね!」と職員が驚いてみせると、Yちゃんはにんまり笑顔でなんだか誇らしげ…Yちゃんにとって、いつもの道での新しい大発見だったのでしょうね。
その後は友だちと「まだちょっと遠いね」「あそこ 3 階かな」と会話を弾ませていました。

<そら>
大好きなヒーローが描かれたTシャツを着ていたRくん。にじ組のMくんが前を通りかかったとき「あ、おんなじだ」とパッと笑顔になりました。Mくんも偶然、同じTシャツを着ていたのです。
「これかっこいいよね。ほら、ねっ。おそろいだね」と、自分より小さいMくんをのぞき込むように笑いかけていました。
年上のお兄さんがこんなふうに話しかけてくれたら、きっと嬉しいだろうなと感じた場面でした。

お誕生日おめでとうございます!

☆7月のお誕生児☆

さかまき そうすけ くん 2さい
えびね はる くん 2さい
いしい せいじろう くん 3さい
さとう わおん さん 3さい
しょうじ なつき さん 3さい
ほり ゆきな さん 3さい
こじま りょう くん 4さい
しょうの そうすけ くん 5さい
さかもと あおい くん 5さい
あかほり ゆの さん 5さい
とつか とうい くん 5さい
つじ けい くん 6さい

お知らせ

★水遊びが始まります。
この園だよりとあわせて、水遊びのお知らせのおたよりを配布しました。持ち物、約束等が記載されていますので、よくお読みください。現在、シャワーをして汗を流していますが、タオルやオムツに記名のないものが多いです。
特にタオルは、同じものを使用しているお子さんがいますので、必ず記名(わかりやすく・大きく)をお願いいたします。また、水を介して移る病気もありますので、プールが始まる前までに子どもさんの全身を確認し、治療をしてください。
楽しい水遊びですが、職員の体制が整わない場合は無理に行わず、シャワーのみにさせていただくこともあります。あらかじめご承知おきください。

★アンケートへのご協力をお願いします!(7月4日(水)まで)
遅ればせながら、水イボに関するアンケートを作成しました。今回もグーグルアンケートの形式で、一斉メールでURLを送信しています。できるだけたくさんのご意見を寄せていただけたらと思います。
※いつもの紙で印刷したアンケートもありますので、直接書きたい方はご遠慮なくお申し出ください。

★与薬依頼の際はご注意!
お昼に与薬(塗布)する必要のある時にだけ園でお薬をお預かりしていますが、最近、薬の説明書がなかったり、与薬依頼表への記述が間違っていたりして与薬できないことが多々あります。
今一度、重要事項説明書(入園のしおり)をお読みいただき、不備のないようにしてください。園といたしましても、項目をもっと分かりやすい形式にするなど間違いが起こりにくくなるように与薬依頼表をリニューアルする予定です。
お互いに気を付けて、万が一にでも事故が起こらないようにしていきましょう。

子どものつぶやき

●『ちっちゃくなればいいんだよ!』~2歳児男児との会話から
ある日の午後、子どもたちがおやつを食べている時に、職員はお茶を飲んでいました。食べ終えたAくんが職員のそばに来てコップを覗き込みました。
Aくん「○○さん、なに飲んでるの?」
職員「お茶だよ。」
Aくん「えーなんで?今日はみんな牛乳だよ!」
職員「いいなあ。○○さんも牛乳飲みたいなあ。」
Aくん「えー、じゃあちっちゃくなればいいんだよ!」
…職員の“飲みたい”という思いを叶えるために考えてくれたんですね。

●『いつも言ってたよね』~3歳児女児との会話から
職員とつき組の子どもたちがトイレに入っていた時、Bちゃんトイレにやってきました。
職員がつき組の子のお腹をしまっているのを見て、
Bちゃん「Bちゃんねえ、自分でお腹しまえるようになったよ、もうにじ組さんだから!でもお姉ちゃんのほうが上手だけどね。」
職員「そうなんだあ、自分でできるようになってすごいね!」
Bちゃん 「○○さんさあ、Bちゃんがつき組の時お腹しまおうねってよく言ってたよね」
職員 「うん、言ったね。覚えてる?」
Bちゃん 「うん、覚えてるよー!」
…Bちゃんの習慣になったこと、覚えていてくれたこと、嬉しいと感じた会話でした。

園長より

◇もう3か月が経ちました
新年度が始まって3か月が経ちました。これを「もう3か月」ととるか「もう3か月」ととるかは人によってご意見が分かれるところでしょうが、とにもかくにも3か月が過ぎました。
分かりやすいところでは、0歳児。ごろんと寝ていた子たちがハイハイしたり歩き始めたり、目をみはるばかりの成長を見せてくれています。大人たち(自分も含めて)も負けていられませんね。
あと9か月、みんなで今年度を楽しんで、年度の終わりには「がんばったね。成長したね!」と言い合えるようにしていきたいと思います(もちろん、保護者の方々を含めて)。

◇たまにはオススメの絵本を…
保護者さんと話していると「上の子が赤ちゃん返りをして困っています」「下の子もいるのにいつまで経っても甘えんぼで…」といった言葉がよく聞かれます。
たしかに、兄弟姉妹の上の子には、つい「おにいちゃん」「おねえちゃん」であることを期待してしまいますよね。
そんな方にお勧めしたいのが「ちょっとだけ」(作:瀧村 有子/絵:鈴木 永子)と言う絵本です。有名な作品なのでご存知の方も多いかもしれませんね。
ある日、なっちゃんという女の子に妹ができました。
なっちゃんはまだまだママに甘えたいのを我慢して、ちょっとずつちょっとずつ「おねえちゃん」になろうとしていきます。でも、やっぱり本当は…。
ラストのなっちゃんとママのやり取りが涙なしでは読めません。二人、三人のお子さんをもつお父さんお母さん、ぜひ一度ご覧ください。

◇小さなお手伝いさん、活躍中!
午後2時頃といえばみんなスヤスヤ午睡中なのですが、午睡時間が安定しない0、1歳の子の中には早めに目覚める子も少なくありません。
みんなより早く起きた子は絵本を読んだり静かに遊ぶのですが、エネルギーを持て余してお部屋を走り回りたくなったり、大きな声を出したくなったりする子には、職員の助手をしてもらっています。
具体的には、事務所のテラスで洗濯物を干したり、消毒して洗った玩具を乾かすお手伝い。玩具を均等に並べたり、洗濯物を干す職員に渡してくれたりします。
時には途中で飽きてしまうこともありますが、それを含めて午後の恒例行事?のようになってきました。
お手伝いさんは日によって違いますが、最初は緊張した面持ちでおずおずと入ってくる子が、だんだん慣れた様子で活き活きと動く様子を職員みんなでほほえましく見守っています。
体力がつき、安定して長めに眠れるようになったらこの光景も見られなくなるのかな?と思うと、ちょっと寂しくもありますね。

◇いつもありがとうございます!
不必要なタオル、使わなくなった玩具や絵本など、お持ちくださってありがとうございます。また、今月もスムーズな園運営へのご協力ありがとうございました。来月もまたよろしくお願いいたします。