せんかわ みんなの家の保育
対話を通した保育
子どもの主体性・子どもの発言から創造する保育です。
せんかわみんなの家では、子どもが「やりたい!」「やってみたい!」などと意志や思いを表現し、その思いを受けとめ、実現できるよう対話を通じて一緒に考えていきます。
その過程で「こうする!」と子どもが決意や判断したことを、子どもが安全かつ安心して試行したり行動したりできるよう職員がサポートをします。
0、1、2歳児など、まだ言葉では十分表現できない子どもの思いは、その子どもの発達・成長の状態や生活や遊びの状況、また表情や仕草、声などから丁寧にくみ取るようにしています。
保育者は一方的に保育の計画を立てるのではなく、子どもの姿・発達状況・発言やつぶやき等をヒントに、子どもの思いと保育者の願い(ねらい)を合わせながら保育内容を組み立てていきます。
子どもたちが興味を持ったことや好きなことを通して、様々な知識や指先や道具の使い方などの技能を身に付けたり、それらの活動の中で相手の気持ちに気付いたり、自制したりする心、自信・自己肯定感などの非認知能力が育まれていくよう心掛け、一人一人を大切に受容し、応答的に関わります。「これをやります!」と保育者が決めてしまうのではなく、その都度子どもたちと話し合っていくので、年度によって保育内容が変わったりもします。
環境を通した保育
せんかわみんなの家には園庭があります。
凹凸の地面やボルダリングなど、遊びの中で様々な身体の使い方を体験し、筋力、柔軟性、バランス感覚などが身につき、集中力や判断力が養われ、適切な使い方を学んでいくことができます。
またその他、五感を働かせて遊ぶ事ができるように作られています。
<視覚> 季節を感じられる樹木
<聴覚> 虫の声・風で揺れる木々や葉の音など
<嗅覚> 花やハーブ、風などの匂いなど
<味覚> 季節で実る果実、野菜など
<触覚> 砂・泥・花・実・葉など
室内は全ての年齢でコーナー保育を実施しています。発達段階や子どもに体験してもらいたいことなどを踏まえ、コーナーごとに玩具や素材などを設置し、子どもが自ら環境にアプローチしていきます。
広い場所でおもいきり体を動かしたいときには園に隣接した地域の広場へいきます。運動会もこちらをお借りして毎年行っています。
一人ひとりを大切にする保育
子どもが主体性を発揮するために、日ごろから子ども一人ひとりの思いや考えに寄り添うことを大切にしています。
たとえば、制作途中のつみきやブロックなども、次の日も続けてあそぶことができるよう、子どもと相談して環境を整えています。
また、子どもにとって「特別な日」である誕生日は、当日に一人ひとりお祝いします。3歳児以上のお子さんは、自分の好きな職員と一緒に会話等を楽しみながら『ケーキ』または『花』を買いに出かけます。(アレルギーのお子さんには配慮いたします)
せんかわみんなの家では『自分のことが大切にされる』ことによって子どもがいつも安心して過ごせると同時に、子どもが自発的に他者に寄り添う気持ちが育つ環境をつくっています。